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赤ちゃん出産と、バルトレックスが有効な水ぶくれ

バルトレックスは、DNAポリメラーゼ阻害薬に分類されるニューマクロライド系の抗生物質であり、口唇ヘルペスや性器ヘルペス、帯状疱疹などの治療に用いられています。
口唇ヘルペスは、ヒトパピローマウイルスの一種HSV1型に感染する事で発症し、口唇周辺にピリピリと痛む小さな水ぶくれが出来る感染症ですが、日本人の70%~80%がウイルスを保有しているとされています。
性器ヘルペスは、HSV2型に感染する事で発症し、外性器に小さなブツブツの発疹が次第に水ぶくれや潰瘍になり、特に女性は自覚症状が無いケースが多く重症化して不妊症の原因になります。
又、自覚症状が無い為、妊婦が初感染の場合には約50%、再発時の場合には1~3%の確率で赤ちゃんに産道感染が発生しています。
赤ちゃんのヘルペス感染症は、全身型と中枢神経型、皮膚型の3種類に大別されています。

全身型は、生後1週間以内に発症し全身の臓器に感染が拡大し、約30%のヘルペスに感染した赤ちゃんが多臓器不全で命を落としています。
中枢神経型は、全身型に比べ致死率は低いのですが、感染域が中枢神経なので約60%程度の赤ちゃんに重篤な神経系の後遺症が残ってしまいます。
その為、妊婦が初感染の場合には、発症より1カ月以内ならば帝王切開術が行われますが、分娩直前の初感染は赤ちゃんに感染しやすいので、分娩直前は性器ヘルペスへの感染に特に注意する必要があります。
バルトレックスは、妊婦や授乳婦に対する安全性が完全には確立されていないのが現状ですが、有益性が危険性を上回る場合には処方されています。
その為、再発抑制の治療期間内に妊娠した場合には治療を中断する医療機関もあります。